ゴールデンウィーク企画 七日間の日替り特集古本市「手摘みの七色市」




手摘みの七色市を終えて

 

7日間の来場者数はおよそ350人でした。多くの方に本を届けることができてうれしく思っています。

イベント目的の遠来のお客さま、店番をされている出店者目当てのお客さまのほか、居留守文庫の常連のお客さまや地元の通りすがりのお客さまも興味を持って会場をご覧になっていました。

本に全く興味を示さず、素通りする人が多いのは確かです。しかし、書店が減っていく中で、書店で本を買いたいという欲求をもつ人は、それが切実なものではないにしろ、潜在的にかなりの数があるのではないかという感想を持ちました。ほしかった本に出会えた時のお客さまの喜びようを見たときは、素直にやってよかったと思いました。

遠くまで出かけるのは面倒くさがっても、さっと近くに差しだされるとお客さまは目を輝かせて手を伸ばします。一般的に、本は必需品でなく、その「レベル」の商品なのでしょう。ならばお客さまが来るのを待つのでなく自分から出向こう、という出張古本市のスタイルは有効でしょうし、それこそが今求められているとも感じます。またこうした地道な活動が本の「レベル」を上げていき、ひいては書店を訪れることにつながるのではないかという希望も抱いています。

 

今後は文の里商店街以外の場所でも、古本市を開催したいと考えています。今回は小さな実績を一つ作れたのではないかと思っています。仮設での空間作りを楽しみながら各地で古本市を展開していきたいですね。

書店が近くにほしい、町おこしの一環として古本市を開催してほしいなどのご要望や、ここでやったらおもしろいんじゃないかという情報提供も歓迎です。お気軽にご連絡ください。

居留守文庫の「古本巡業計画」にご期待ください。

 

余談

日替り特集はやや凝りすぎた感があります。

特集コーナーが特別注目されることはなく、ほとんどの方は自分の求めるものを探して会場をまんべんなくご覧になっていました。

半額コーナーの注目度も意外に低かったです。安いから買うというより、純粋に欲しいものを探して買うという方が多かったように思います。

一方で、特集・半額コーナーを目当てにして何度も足を運んでくださったお客さまもいらっしゃいます。うれしかったですね(7日の内5回も来てくださった方も!)。

今回はテーマの設定を大雑把にしましたが、もっと絞り込むのもおもしろいかもしれません。開催場所の特徴やお客さまの要望を考慮に入れつつ、言葉は悪いですが、本の世界に引きずり込めるような、「何か」をこれからも模索していきたいです。

 

 

七日間の日替り特集古本市「手摘みの七色市」

2014年5月1日(木)~5月7日(水) 11:00~18:00

会場:レンタルスペース昭和薬局(文の里商店街一番街東端)

   阿倍野区昭和町1-4-18

   地下鉄谷町線 文の里駅 7番出入口すぐ

 

日程・テーマ

5月

1日(木)・・・見つける

2日(金)・・・読む

3日(土)憲法記念日・・・学ぶ

4日(日)みどりの日・・・くつろぐ

5日(月)こどもの日・・・遊ぶ

6日(火)振替休日・・・楽しむ

7日(水)・・・考える

 

開催時間:全日11:00~18:00

 
出店者:
LVDB BOOKS/みらい古書 成仏堂/葉月と友だち文庫/はっと本舗/ミルコビッチ/
びすこ文庫/古本屋ワールドエンズ・ガーデン/本は人生のおやつです!!/榊翆簾堂/
一色文庫/居留守文庫
 
※各店が最多で7つのテーマにそって本をセレクトし、1テーマにつき1箱分の本を出品します。
※日替りで特集コーナーをつくります。
※特集テーマごとに、1日限りの特価サービス品を出品します。
※特集に該当しない商品も出店者別で配置し、全日販売します(サービス品を除く)。
※開催期間中、居留守文庫店舗は閉店いたします。
 

ご案内

ゴールデンウィークに七日間の日替り特集古本市「手摘みの七色市」を開催します。11組の参加者が最多で七つのテーマにそって古本をセレクトして出品します。「七つのテーマで日替り特集」「丁寧に選ぶ(選ばれた)」という意味を込め、「手摘みの七色市」という何となく春らしい名前をつけてみました。

 

会場は大阪阿倍野の文の里商店街です。商店街での古本市は、地元の不動産屋さんから空き店舗活用の提案をいただいて始めた企画で、今回が3回目の開催となります。

文の里商店街ではこれまでに賑わいづくりの試みとしてポスター展や百圓商店街が開催されてきました。最初は賑わいづくりの役割を意識しましたが、回を重ねるうちに、やや想いは変化してきました。「賑わいを取り戻す!」とがんばるよりも、大通りとは違って、賑やかすぎない落ち着いた環境に合うような店が増えていけばいいのではないか、と思うようになりました。古本屋なんてまさしくそんな感じでしょう。商店街で店を構えてやるのもいいなあなんて思ったほどです。

文の里商店街は便利な通り道でもあるので、そこそこ人通りはあります。シャッターがやや目立つものの、場所によっては特に寂れている感じはしません。出店場所を探しておられる方は、文の里商店街の空き店舗を当たってみてはいかがでしょう。

昭和薬局さんの物件はテナントを募集する空き店舗でしたが、幸い入居者が決まったようです。6月入居ということなのでそこでの古本市は今回が最後ということになります。嬉しいことですが寂しくもありますね。

 

5月1日から7日の間にぜひ一度は、文の里商店街まで遊びに来てください。

きっと大切にしたい一冊が摘み取れます。
 

<出店者情報>

屋号

1:参加テーマ

2:プロフィール、お店情報など

3:7日休みがあったら、やってみたいこと

4:何でも一言

5:その他、店番(本人参加)情報など

 

LVDB BOOKS

1:①見つける②読む③学ぶ④くつろぐ⑤遊ぶ⑥楽しむ⑦考える

 

2LVDB BOOKSは、本というモノをデザインの観点から収集して販売する活動です。

現在のところ大阪・文の里の居留守文庫と大阪・千日前のMOLE MUSICで委託販売をさせていただいています。

http://lvdbbooks.tumblr.com/

 

3:ラオス・バンビエンの山中のコテージに滞在します。バンビエンの繁華街から離れた川沿いの閑静な場所にあるMaylyn Guest Houseには、不思議なことに蚊がいません。日中はハンモックに揺られながら読書を楽しみます。日が暮れると戸外で本は読めなくなりますが、コテージの回りから虫の音色が立ち現れ暗闇を支配します。暗がりの中で静かに音に耳を澄ませながら眠りにつきます。朝日が昇ると、顔を洗ってハンモックに体を投げ出して本を広げます。その生活を7日間続けます。

 

4LVDB BOOKSTシャツを作ってくれるデザイナーを現在探しています。

 

5:店番…1日(終日)2日(終日)3日(昼すぎまで)5日(夕方まで)7日(終日)

 

 

みらい古書 成仏堂

1:②読む⑤遊ぶ⑦考える

 

2:店主の独断と偏見で選定した書物などを販売する古書店・・・

開業のため日夜鋭意工作活動を実行中。

ホームページ jyobutzdo.com

 

3:世界各地の秘境巡りに馳せ参じてみたいです。7日じゃ足りないですね・・・

 

4:本との出会いは一期一会。

迷わず買えよ、買えば分かるさ。

ありがとうっ!1、2、3・・・

ご閲覧ありがとうございました。


ミルコビッチ

1:①見つける

 

2:駒川中野駅から徒歩3分にある100年前の家屋です。気が向いたら開く気まぐれな店です。店内案内は事前予約でお願いします。090-6248-0063まで

 

4:長年大切にしていた画集を出品します。

ブルガリアの本は手に入れることが一般には難しいと思います。美術関係者に参考になればいいと思っています。

 


びすこ文庫

1:②読む④くつろぐ

 

2:神戸・岡本の小さな小さな古本屋です。本とほっとする空間をご用意して、お待ちしております。

HP:http://www.biscobunco.com/
ブログ:http://biscobunco.blogspot.jp/

 

3:旅。でも本当は、もっと長い期間(数か月)旅に出たいので、7日間なら、キャンプ泊で山登りに行きたいです。アルプスとか。

とにかく店の中ではなく、外へ出たい!です。

 

4:再び、文の里商店街のおもしろスペースでの古本市に参加でき、嬉しいです。

本とお客様との素敵な出会いがありますように。

 

古本屋ワールドエンズ・ガーデン

1:②読む③学ぶ⑥楽しむ⑦考える

 

2:兵庫県神戸市灘区城内通5-6-8
open 11:0020:00 不定休(ほぼ年中無休)

HP: 
http://worldendsgarden.com
twitter @worldendsgarden

 

3:海外に買付け旅行と観光を少々

 

4:神戸の中心から少し離れた場所にある古本屋です。

毎日ゆる~く営業してます。

 


本は人生のおやつです!!

1:①見つける②読む③学ぶ⑥楽しむ


2:大阪の堂島で新刊書籍と古本と雑貨のお店をしています。
住所 大阪市北区堂島2-2-22 堂島永和ビルディング206
電話 06-6341-5335 
定休日 月曜
ホームページ
http://honoyatsu.web.fc2.com/
facebook
https://www.facebook.com/honhajinseinooyatsudesu?ref=hl

 

3:まだ行ったことのない本屋さんを、北の方からずんずん南の方へと巡りまくりたいです!

で、行く先々で買った本を読みながら移動してゆきたいです・・・!

 

4:4つのジャンルで参加します。お楽しみいただけるよう、選書に励みます!!

 

榊翆簾堂

1:③学ぶ④くつろぐ

 

2:長岡天満宮境内で年2回の一箱古本市「天神さんで一箱古本市」を主催しております。

今年の春は、524日(土)です。

http://suirenndou.exblog.jp/

 

3:美味しいものを食べ歩く旅行がしたい。

札幌、函館、松本、岡谷、小倉、長崎など色々

北海道に行きたい。

 

4:店主は、料理と美味しいものと可愛い本を中心に

番頭は、日本の歴史と思想の本を少々

 

5:店番…5月3日、4日

5月3日~7日出店

 


葉月と友だち文庫

1:③学ぶ⑥楽しむ

 

2:小冊子「本と本屋とわたしの話」編集人と参加メンバーによる出店です。

5月3日には、冊子の最新号とバックナンバーを少部数ですが販売します。
本はミステリー、エッセイ、新書など、気軽に読める本をメインに出します。

 

3:のんびりローカル列車の旅、遠隔地の美術館と古本屋めぐり

 

5:店番…5月3日(全日)、5月6日(時間未定)

出店は5月3日以降

 

はっと本舗

1:①見つける②読む③学ぶ④くつろぐ⑥楽しむ⑦考える

 

2:店主がちょっと心に引っ掛かった本たちと2012年から制作している紙版画作品、usedのシューズを販売します

 

3:熊野古道 小辺路(高野山~熊野本宮大社)を歩きたい

 

4:本たちとゆっくりとした時間をお過ごしください。

 

5:店番…5月1日午前中、5月5日・6日終日

 


一色文庫

1:①見つける②読む③学ぶ④くつろぐ⑤遊ぶ⑥楽しむ⑦考える

 

2:大阪市天王寺区四天王寺1丁目1311

 

直立演人

1:①見つける

 

5:絵本一箱出品


居留守文庫

1:①見つける②読む③学ぶ④くつろぐ⑤遊ぶ⑥楽しむ⑦考える

 

2:大阪市阿倍野区文の里3-4-29

 

3:読書・木工・庭改装

 

4:きっと大切にしたい一冊が摘み取れます。

 

5:店番…全日程